用途によって意外と種類豊富な圧縮ファイル形式。様々なデータ圧縮ファイルの名称と特長をご紹介します。
ひと昔前なら10MBを超えるようなデータはCDやDVD、またMOディスク等に入れて送るのが普通でした。
そんな時に大活躍したのがファイル圧縮技術。「zip」や「sit」という拡張子の付いたデータを見た事があるかと思います。
圧縮ファイルは解凍することができれば「通常の生データを送るより破損が少ない」「データ容量を大幅に圧縮することができる」等メリットがたくさん!本日は様々なデータ圧縮ファイルの名称と特長をご紹介します。
ZIPファイル(拡張子.zip)
アメリカや日本で一般的な圧縮形式です。
WindowsでもMacでも広く使われ、一番知られている圧縮形式になります。最近ではパソコンでフォルダを右kクリックして「ファイルを圧縮」とすると、自然にこの形式に圧縮される場合も多くあります。
とにかく圧縮ファイル=zipといっても過言ではないので、覚えておいて損はないファイル形式と言えます。
LZHファイル(拡張子.lzh)
日本で規格された圧縮形式のデータファイルです。ゾウの可愛いアイコンが目印ですが、主にMacで使われているデータ形式なので一般的なファイルとは言えないかもしれません。
通常の解凍ソフトで開くことができるので、使いやすい圧縮データファイルです。
SITファイル(拡張子.sit)
昔はMacでの一番標準な圧縮形式として使用されていました。今でもMacでは主流な圧縮形式ですが、Windowsとの互換性に若干の問題がある場合もあります。
新しいWindowsでは問題ないのですが、Macを使っていてWindowsにデータを渡す場合はzipファイルのほうが安心です。
RARファイル(拡張子.rar)
ヨーロッパで一般的な圧縮形式です。
WindowsでもMacでも、解凍するソフトはたくさんあり簡単ですが、rarデータヘ圧縮変換するには専用ソフトが必要な場合があります。
自己解凍型圧縮ファイル(Windows:.exe / Mac:.sea等)
Windowsのexeファイルも、Macのsitファイルもアプリケーションの圧縮ファイルとしてよく使われています。
ウイルス攻撃時の圧縮形式としても使用されているので、メール等で添付されてきた場合は注意が必要です。送り先に心当たりがあっても、解凍する前には送り先に直接確認するぐらいの危機感が必要です。
exeはほぼWindowsのみ、seaはほぼMac上のみでしか認識しない形式ですので、Windowsパソコンにseaデータを送ったりMacパソコンにexeファイルを送ってもほとんど見れないファイルになります。
データ圧縮ファイルについて一部ではありますがご紹介させて頂きました。入稿時のデータ等で何か分からないことがあればお気軽に問い合わせください。
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